梅雨が終わりそうで終わらず天気が不安定な日々で釣り人には釣行計画が非常に立てづらい時季だが、過ぎればいよいよ本格的な釣りシーズンが始まる。昨今は非常に釣り人気ではあるが、なにをどう使えばいいのかわからないという人も多いだろう。今回は青嵐ルアーシリーズの SR-MGジグについて紹介してきます。初心者の方やどんな使い方をすればよいかわからないといった人は参考にしてほしい。
・商品スペック
・カラーバリエーション
・狙える魚
・デメリット
・ちょっとしたチューニング
・使い方①表層を狙う
・使い方②ボトム~中中層を狙う
・実釣してみて
スピンテールのついたメタルジグ、テール部のフラッシングとフックのティンセルで海中では強烈なアピールになる。フロントはダブルアシスタントフック、テールはシングルフックを標準で搭載している。青物や根魚が丸のみすればバレる心配はないだろう。
カラーは各サイズとも5色展開。状況に合わせて使い分けすることができる。一般論的にはなるが、まずめの時間は赤金、濁りがきついときは緑系、ボイルが起きているなど明らかに魚がいるとわかっているときはナチュラル系と、すべての状況に対応している。
青物、ヒラメ、シーバス、根魚など、幅広い魚種を狙うことができる。後述でも述べるが、使い方が広範囲にあるためなんでも来いだ。ただし、サバやカマスなど少し小ぶりな魚はアシスタントフックではかかりが悪いため、難しいだろう。
強烈なアピールな寄せやすいがゆえに、スレているポイントや人が多いときは逆に魚を遠ざけてしまう可能性がある。魚っ気のない時は使わずに、水面がざわつき始めたとき、ボイルがおきた時、明らかにアジやイワシなどの小魚が回遊してきた時がもっとも効果を発揮するだろう。
腹部にもフックをつける箇所があるので、かかりをよくしたい時、下から食いあげてくる魚(ヒラメやマゴチなど)を狙うときはフロントフックを外し、腹部にトリプルフックをつけることも可能だ。
キャストし、着水と同時に巻き始める。竿はやや立て気味、巻きスピードは使うリールにもよるが、ぶるぶるとブレードが回るのを感じるくらいでちょうどよい。フィッシュイーターは水面に逃げる小魚を追いかけるので、ボイル発生時や捕食音があちらこちらで聞こえ出し始めたらチャンスだ。
水面に反応がないときはボトム~中層にいることが多い。ボトムをしっかりとり、10回巻いて止めまたボトムまで落とす。ボトムまで落とせたらまた10回巻いてくる。反応が無ければ巻き回数を変えてみたり、キャスト方向を変えたりしながら多方面に探っていこう。
この時期は青物の回遊も少なく難しいが、朝まずめの時間に釣り場に到着。
9fのロッド、タックルはシマノストラディックの3000番で実釣開始。SR-MGジグの30g、カラーはピンクだ。釣行前に心配していたのは、テールがあることによる飛距離と巻き抵抗だ。スピンテール系は巻き抵抗が重いものが多く疲れてしまうのでやや敬遠していた。
メタルジグではあるが、テールがあることで飛距離が落ちるかと心配したが、なんのこと。飛距離は申し分ない。むしろ普通のメタルジグより飛んでいるかもしれない。巻き抵抗も想像以上に重くない。これはがんがんキャストできそうだ。標準搭載もトリプルフックではなくアシストフックなので、ボトムも積極的に攻められる。
この日はカラーやレンジを変えて探っても反応がなく終了となったが、飛距離も十分、巻き抵抗も重くなく、即戦力になること間違いないと感じた。これからのシーズンが大変楽しみと感じさせてくれるルアー、ぜひ1度使ってみていただきたい。